個々人の分断と地域通貨でできること。

こんにちわ。den256 です。最近は、仕事が忙しく、あまりこういうボランティア活動ができていませんでしたが、来月からは、また、少し暇ができるようになります。

題名の件ですが。

資本主義社会は、個人を分断して、各個の間で競争を強いる。

もともと競争原理で、付加価値を増大させることが基本的な仕組みだから時代の経過とともに競争原理が様々なドメインに浸透して行きます。

その結果、老後の生活が人とのつながりではなく、お金に頼るようになります。

特に私が住んでいる栃木県宇都宮市なんかもそうです。

人と人の結びつきが希薄になり、みんなお金に頼るようになります。

通帳型地域通貨の本質は、ひととのつながりを再構成することなのかなとそんな気がしています。

 

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書): 水野 和夫

greenz の地域通貨の勉強会で鈴木菜央さんが友達から進められたとして話していた書籍を紹介です。

http://www.amazon.co.jp/%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E7%B5%82%E7%84%89%E3%81%A8%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%AE%E5%8D%B1%E6%A9%9F-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B0%B4%E9%87%8E-%E5%92%8C%E5%A4%AB/dp/4087207323

読んでみたいけど。。。

 

21世紀の資本論の動画見つけた。

早く見ないと消えちゃうかもしれないから見たい人は、早く見てね!

最近、youtube は、見たところから再生してくれるから隙間時間で見れるよ!

ベーシックインカムと通貨革命の未来へ(ワカモノ・フェスタ2014)の講演を聞きました。

今日は、「ベーシックインカム・実現を探る会」代表の白崎一裕(しらさき かずひろ)さんの講演を聞きに、ワカモノ・フェスタ2014に参加しました。

ベーシックインカムと聞くと、財源はどうするの??みんな働かなくなっちゃうじゃん!!など、制度としては、難ありな印象がありますが、今日の話を聞いて、「これは、いけるかも!!」と言う印象に変わりました。

まず、

1.財源はどうするのか?

これは、税金からベーシックインカムを実現するのではなく、日本銀行が発行する政府通貨として各個人に支給するという考え方のようです。

では、通貨の価値の暴落(インフレ)が起きるのでは??

これについては、確かに通貨の流通は、適正であるべきで、それは、有能な財務相機構が必要とのことでした。

2.みんな働かなくなっちゃうじゃん??

これは、ひとには、もともと承認欲求と言うものがあり、自分を社会に認めてもらいたいと言う欲求があるので、何かしら仕事はするのではないでしょうか?とのことでした。

発行する政府通貨の量も一人当たり15万円くらいで、それだけで生活が100%まかなえるほど支給することではないとのことです。

それと、

3.栃木県とかのレベルで地域通貨を発行するのは、どうなのか??

栃木県レベルで地域通貨を発行した場合、野菜やお米、果物等は、地域で地産地消できるので県レベルの地域通貨でも交換できるかもしれない。

でも、車や家電などは、他の地域や他の国に対価を支払う必要があり、地域レベルの通貨では、交換できない。

とのことでした。

こんな感じで、ベーシックインカムの疑問を解決する案も出てきているようです。

21世紀の通貨制度のひとつと言えるのではないかと思いました。

未来バンクの会議に参加しました!

皆さん、どうもこんばんわ、den256 こと、佐藤順です。

今日は、仕事を2時間早く切り上げて、東京の未来バンクの会議に参加してきました。

未来バンクというのは、世の中のためになることにお金を使うことを目的に設立された、市民銀行のような物のようです。

http://www.geocities.jp/mirai_bank/

資料によると、出資金合計金額、一億五千万円だそうです。設立から20年経っているとのことです。

それが何なのか??私も良くわからず、人の縁をたよりにふらふらーーっと、参加したのです。

でも、それは正解でした!

いま、私が考えているお金に関する疑問を解決してくれました。いくつか気になるキーワードを。。。。。

アメリカの戦争は、公共事業??

ビットコインが価値決定の基準になってしまえば、一般市民の貯蓄で戦争はできない?

日露戦争は、ユダヤとイギリスが資金調達援助をしてくれたおかげで、日本は、ロシアに買った。

マーチャント・バンク = 政商 = ロスチャイルドなんかも一緒??

日銀が年金で国債を買った。

銀行の扱うお金を金利ゼロの預金(日銀預け金)とファンドだけにする。

どんな危機が起きても資金決済だけはできるようにする。

資金決済を何よりも守る。

こんな感じかな??

追伸:

ビットコインについて知りたかったら

「野口悠紀雄 ビットコイン」で、検索!!!

http://diamond.jp/category/s-noguchibitcoin

その他にも

金融規制の新潮流として

デリバティブ業者を登録制にして、デリバティブ業を営む金融機関を預金保険の対象から外す。

個人預金の受けれと資金決済業務を銀行の中核業務と位置づけ、それ以外の業務を制限する。(融資を銀行の付属業務と位置づける)

など、これまでの失敗から新しい金融規制も検討されているとのこと。

 

21世紀の資本論

http://ja.wikipedia.org/wiki/21%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E8%B3%87%E6%9C%AC%E8%AB%96

「長期的にみると資本収益率(r)は経済成長率(g)よりも大きく、その結果として富の集中が起こり、資本から得られる収益率が経済成長率を上回れば上回るほど富はより資本家へ蓄積される。そして富が公平に分配されないことによって社会や経済が不安定となるということを主題としている。この格差を是正するために、富裕税を、それも世界的に導入することを提案している。」

社会的共通資本

昨日のクローズアップ現代で経済学者の宇沢 弘文さんを扱っていた。宇沢さんとは、経済学で人を幸せにするために研究をしていた方で、資本主義が人を幸せにしないと言うテーマに向き合っていた方だそうだ。

社会的共通資本 (岩波新書) 新書http://www.amazon.co.jp/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E5%85%B1%E9%80%9A%E8%B3%87%E6%9C%AC-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%AE%87%E6%B2%A2-%E5%BC%98%E6%96%87/dp/4004306965

ドラッガーも「資本主義経済は人を幸せにしない」ということを言っていて、いまの時代は、この転換点にある。

宇沢さんの考えは、行政の制度設計の観点があると思う。

たくさんの宇沢さんの教え子たちが活躍しているそうだ。頼もしいと思う。

ビットコインの原論文の解説見つけた。

http://kogarashi.net/pitchblende/bitcoinwhitepaper

概要を読んだ限りでは、ビットコインとは、現在の銀行による経済のアンチテーゼのように受け取れます。

このブログで掲載した「通貨が持つ機能の矛盾」(貯蓄通貨と交換通貨の矛盾)の解決策としてビットコインが提示されたのではないようです。